やなせたかしの初期作品集である、「十二の真珠」が復刊と相成りました。
来年は「アンパンマン」40周年という事ですが、実はこの「アンパンマン」には原点となる作品が存在します。
それがこの「十二の真珠」に収録された「アンパンマン」です。
この初代のアンパンマン、顔がアンパンで出来たあのアンパンマンとは全く外見が違います。でも、弱者の味方であり続ける姿は、今も昔も変わりません。アンパンマンが好きな方でこの初出のアンパンマンを知らない方は、是非一度、読んでみてください。
他にも「バラの花とジョー」や「クシャラ姫」といった名作の他に、鮮烈な印象を残す「チリンの鈴」。今のやなせたかししか知らない方は、びっくりされるかもしれませんね。
どれもこれも、一貫した「やなせたかし」が、そこにはあります。
いつまでも衰えることなく輝き続ける彼に、ボクも勇気をいつも、分けてもらっています。懐から取り出された、アンパンに似たそれを。
