SIerさんのお手伝いを経て、新しい案件として運用管理業務に就いた時に買った本です。
表題に「エンジニアのための」とありますが、書かれている内容はSA(システム管理者)向けです。
僕の仕事の考え方を180度変えてくれた名著。
基本的にはGTDの変化形の様な仕事術です。
タスクのインプット、アウトプットをオーガナイザ(この本ではノートやPDAとしています)に全てまとめて、プライベートでもそれを利用する、という所がミソです。
この辺りはGTD関連の書籍でも同じ事を言っていますね。
運用管理業務をしていて思ったのは、他のどんなレイヤーよりも遥かにルーチンワークが多いという事です。
少し考えればわかりそうなものなのですが、僕の場合は体験するまで気にも留めませんでしたね…。
さらに、割り込み業務や雑作業、大きなプロジェクトまで、運用管理レイヤーは本気でやると大変です。
そんな状況で如何にタスクを整理し、定時に上がるかを追求したこの一冊、読んでいて痛快です。
僕はオーガナイザに紙ではなくiPod Touchを利用しています。
業務の振り分けが上手くできなくて悩んでいるSAに、そっとお勧めする一冊。
あ。そうだ。これを読んでも技術的なスキルが上がるわけではないですよ。
スキルがあってこその仕事術です。桃栗三年柿八年。