森薫の新連載が楽しいです。
表題は「乙嫁語り」。
舞台は19世紀後半のシルクロードです。
シルクロードが舞台の漫画って、意外に少ないのかも?
個人的には非常に新鮮でした。
主人公は姉さん女房のアミル。
この時代でいうところの、「嫁ぎ遅れ」として嫁に来た女性です。
しっかり者でワイルドなんですが、その実天然で、年下の旦那に一生懸命尽くしたり、とても魅力的に描かれています。
遊牧民や定住民を扱った、文化的な要素が強い作品ですので、エピソードにそんな彼らの文化に関するシーンがしばしば。
個人的に好きなのは、2巻の裁縫に関するエピソードです。
彼らが紡ぐ、刺繍の魅力にすっかり取りつかれました。
森薫は「エマ」でも魅力的な女性を描いていましたが、「乙嫁語り」の女性たちの方が、魅力的ですね。
これからの展開が楽しみな、久しぶりに買い集めたいと思う漫画です。
(完結していない漫画を買い集めるのは自分にとって割と珍しい事)