明治から昭和初期にかけて活躍した作家たちの短編集。
収録作家は、太宰治、森鴎外、夏目漱石、江戸川乱歩など。
総勢51人の作家から生る、大型本です。とにかく厚い。
総ルビで字体が大きいのが特徴です。かなり読みやすい構成。
収録作品の例を挙げると、以下の通りです。
- 夏目漱石「夢十夜」
- 江戸川乱歩「押絵と旅する男」
- 谷崎潤一郎「刺青」
- 梶井基次郎「闇の絵巻」 他多数
初版本にはこの本のマニュアル的な冊子まで付いています。
個人的には朗読用に持って来いかな、と考えています。分厚い本ですので、携帯には向きませんが。
名前は聞いたことがあるけれど読んだことがない、もしくはあの人の掘り出し物の小説を読んでみたいと思った方に、日本文学の入り口としてお勧めしたい一冊。