古書店に行くと、何時間でも入り浸ってしまう癖があります。
しかし、新本にもいいものがたんまりとありまして。
最近気になっているのは、井村君江の「サロメ図像学」。
「芸術家の魂を捉え、教会彫刻や絵画に描かれてきた王女サロメの意味を、ワイルドの戯曲やクラナッハ、モロー、ビアズリー、ピカソ他、250点余の図像から読み解く。」
との事ですが、気になりますね。
個人的にサロメの絵はギュスターヴ・モローとビアズリーの描いたものが好きです。
どちらも有名ですよね。
ワイルドはビアズリーの絵が大嫌いで、ラッカムに絵の作成を依頼したとかいう話しがありますが、間違いなくビアズリーで正解だったと思います。ラッカム本人も言ってるくらいだし。
井村君江というと、「ケルトの薄明」の訳が素晴らしかったので、文体も楽しめそうです。
あぁ、今月買っちゃおうかな…。