一巻が鮮烈な印象を残した漫画「イノサン」の二巻が発売されました。史実と創作部分を巧みに交え、違和感のない展開。素晴らしい。
デュ・バリー夫人やマリー・アントワネットなど、フランス革命の登場人物たちも舞台に上がり始めました。
そして、ダミアンも登場。続く三巻は、これまでで最も凄惨になりそうです。
一巻・二巻と、処刑人の「剣」が象徴的に描かれています。
実際の処刑人の剣も、切っ先(ポワント)はありません。作中ではサンソン家の紋章や文言が彫り込まれていますね。
アンリ・サンソンの時代から二世紀程遡って、十六世紀頃の処刑人の剣は、このような 形状です。(高解像度版はこちら)
「イノサン」に登場する剣は、この剣をモチーフにしているようですね。