ボクが子供の頃、週刊少年ジャンプで毎週毎週楽しみに読んでいるマンガがありました。
タイトルは、「恐竜大紀行」。
学校が終わって、毎週このマンガを楽しみにしながら家に帰っていたのを覚えています。
恐竜の「食わねば生きていくことなどできない」という本能をまざまざと見せつけてくれたこの作品。
今でも心に深く刺さっています。
その「恐竜大紀行」の作者、岸大武郎が「命」と「科学」をテーマに描いたのが、本作「錬命術」です。
短編集ですので1話完結形式の作品が多いですが、どれも見応えのある作品。
ボクが気になったエピソードは、4話の「homo sapiens」でしょうか。
遺伝子操作用の言語というのも、夢物語じゃなくなる日がもうそこまで来ているかもしれませんね。
巻末には「恐竜大紀行」の続編が2話、収録されています。
これも懐かしさにジンワリしながら、ゆっくりと読み耽りました。
ノスタルジーに弱い、この頃です。