シャルル・ペローの童話に関しては、ギュスターヴ・ドレの挿絵版も持っているのですが…。
表紙が印象的だったこと、それと訳が澁澤龍彦だった事に衝動買いさせられました。
ペローの童話は話としてきちんと読めることが素晴らしいです。
特に、「青髭」はラストで婦人が焦りに焦る描写が秀逸です。
後で表紙を見て、描いた人が片山建だとわかりました。
この人、「タンゲくん」でも魅力的な猫を描いていましたね。
挿絵を見るだけでも魅力的な作品ですし、絶版もしていないので大人の童話として読んでみてはいかがでしょうか。