パリの断頭台 ―七代にわたる死刑執行人サンソン家年代記

パリの断頭台―七代にわたる死刑執行人サンソン家年代記

パリの死刑執行人「サンソン家」について書かれた年代記です。
サンソン家、特にシャルル・アンリ・サンソンについて書かれた書籍には他に「死刑執行人サンソン」などがあります。

著者バーバラ・レヴィは、比較的信憑性の高い資料を拠り集めることでサンソン家を書いています。

例えば、パリ市民の当時の手記や書簡、裁判記録など(サンソン家の人間が自ら書いたものも含まれる)からサンソン家を構成したり、初代サンソンの養父を加えサンソン家を「七代」としていたり。パリの死刑執行人「ムッシュ・ド・パリ」を務めたサンソン家を取り巻く時代背景が、詳細に把握出来ますね。

マダム・タッソーに関する記述にも比較的多くのページを割いていますので、彼女について知りたい方にもお勧めです。さらに、先の「死刑執行人サンソン」との併読をお勧めしたい一冊。

もう一つ。この本が出版された当時は、ギロチンによる死刑はフランスで存続していました。(1981年にフランスはギロチンによる死刑執行を廃止。)
その背景も含めながら読めば、さらに楽しめますね。

Sho Yanagihara

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